2020年09月23日

神様は、ぜったい守ってくれる

本日は藤原 美津子 氏の
神様は、ぜったい守ってくれる
です。


本書の著者は、
大手鉄鋼会社に10年ほど勤務した後、
神道哲学者の藤原大士と出会い師事。

後に、大士氏と結婚し、
人と接するよりも神様と接する方が
はるかに長い時間を過ごす生活をします。

現在は神道研究家として活動されており
全国の著名な神主さんとの交流も深いです。


そんな著者が本書で教えてくれることは、
「神様との接し方」です。

日本人として生まれていても、
意外に神様との接し方を知りません。

接し方を知らないから、離れていく、
という方が正しいかもしれません。

そこで、本書で著者が神様に接する
基本的な作法やその意味について
丁寧に説明してくれます。


この本を読んでみると、
神社で神様にお参りしてみたくなります。

科学万能の時代とはいえ、人は
精神的なよりどころを求めています。

自分を越えた存在を信じることで、
人の心は豊かになるものなのでしょう。

軽く読めてしまう中に、
学びも多い一冊でした。


個人的には、
厄年は「役目」をもらう年でもある
という部分が特に印象的でした。

確かに私もその年には、
自分が変わるきっかけを
与えてもらった気がしています。


初詣やお宮参りなど、イベントごとで、
神社にお参りに行く前に読んで欲しい一冊です。
より厳粛な気持ちで神様の前に立てて、
人生の運気を呼びこんでくれることでしょう。





日本人は、もともと神様も仏様もともに
大事にしてきました。


その土地の神様に挨拶をしていないと、
その神様のエリアには入っていない。


お伊勢様は、本来国家の繁栄と
ご皇室の弥栄を祈るとされ、
個人のお願いをしないことが原則です。


「おかげさまで」は、日本人が元々言っていた言葉。
「おかげさまで」と言えば、
さらに「おかげさまで、もっとよくなりました」
と言いたくなる嬉しいことが続いて起きてきます。


「願い」は、「あなたが中心」ですが、
「神様へのご恩返し」は、
「神様の願いに心が向くこと」だからです。


鳥居をくぐったら、そこから先は神の領域。
そこにある物は、神様のものです。
ですから、そこからどんな物でも
勝手に持ち出すと、
神様から泥棒の扱いをされてしまいます。


奇跡が起きた時に、
「これは神様に守っていただいたに違いない」と
手を合わせて感謝できる人は、
次も神様に守っていただける可能性が高いです。


「厄年は、災厄が降りかかりやすい年」だけでなく
「人生の大事な役目をもらう役年」だということ。


人がはっきりと言葉に出して、
はじめて神は動いてよい。
正確には、
「その人の思いと言葉が一致して、それが神の意に叶ったことについて、はじめて神は動いてよい」
という神様の世界の決まりがあるのです。


目の前の願いが叶えばそれで終わり、
と思ったら大間違い


朝日を浴びる威力は、最強の開運のひとつだと。
今、医学的にも朝日を浴びる効果は
立証され始めています。


お風呂の禊ぎには、ここに身体だけでなく、
心の中の汚れもきれいにするための
言葉を添えます。


そもそも「神」とは何か?
一番シンプルな答えは、「火(カ)水(ミ)」








engineer_takafumi at 15:21│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ その他の本

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