2020年09月05日
ハイブリッドワーカー
本日はヨシナガ 氏の
ハイブリッドワーカー
です。


著者のヨシナガ氏は一般企業で会社員をしながら
1日3〜4万アクセスを集める人気サイト
「僕の見た秩序。」を個人で運営しています。
その中の企画が書籍化されたり、
著者が描いたキャラクターが商品化されるなど、
ネットの枠を超えた活動をされています。
本書は著者のように会社員をしながら、
クリエイティブな仕事を行っている、
ハイブリッドワーカーとの対談を
まとめたものです。
会社員をしながら、マンガ家、作家、
ミュージシャン、農業、料理研究家といった
方々が登場します
クリエイティブな職種と会社員というのは、
相性が悪いように思えますが、
実際は補完関係があって、
両立することができるものなのです。
サラリーマンやOLをやっていること自体が
刺激やヒントになり、いい作品が作れる、
ということも多いのです。
生活スケジュールも書いてあるので、
具体的な生活をイメージできる本でした。
私もエンジニアとして企業に勤めながら、
ライターとして活動しているので、
大変参考になる一冊でした。
個人的には、本書に登場する方々は
かなりの成功を収めているのに、
「自分にはあまり才能がない」
と思っている方ばかりであることが
特に印象的でした。
このハイブリッドワーカーという形態は
比較的普通の人が自分の夢を実現するのに
最適な形であるかもしれません。
好きなことで副業を始めよう、
という人に読んでもらいたい一冊です
夢物語ではなく、理想の生活をリアルに
想像できるようになることでしょう。
ハイブリッドワーカー
です。
著者のヨシナガ氏は一般企業で会社員をしながら
1日3〜4万アクセスを集める人気サイト
「僕の見た秩序。」を個人で運営しています。
その中の企画が書籍化されたり、
著者が描いたキャラクターが商品化されるなど、
ネットの枠を超えた活動をされています。
本書は著者のように会社員をしながら、
クリエイティブな仕事を行っている、
ハイブリッドワーカーとの対談を
まとめたものです。
会社員をしながら、マンガ家、作家、
ミュージシャン、農業、料理研究家といった
方々が登場します
クリエイティブな職種と会社員というのは、
相性が悪いように思えますが、
実際は補完関係があって、
両立することができるものなのです。
サラリーマンやOLをやっていること自体が
刺激やヒントになり、いい作品が作れる、
ということも多いのです。
生活スケジュールも書いてあるので、
具体的な生活をイメージできる本でした。
私もエンジニアとして企業に勤めながら、
ライターとして活動しているので、
大変参考になる一冊でした。
個人的には、本書に登場する方々は
かなりの成功を収めているのに、
「自分にはあまり才能がない」
と思っている方ばかりであることが
特に印象的でした。
このハイブリッドワーカーという形態は
比較的普通の人が自分の夢を実現するのに
最適な形であるかもしれません。
好きなことで副業を始めよう、
という人に読んでもらいたい一冊です
夢物語ではなく、理想の生活をリアルに
想像できるようになることでしょう。
どうしても"副業=いけないもの"と
思っている人が多いハズ。
けれど、よくよく法律を調べてみると明確な
禁止の根拠があるわけではないことがわかります。
むしろ過去の裁判では"会社に明確な損害を与えない限り"
副業を禁止する会社側の行為が違法である、
なんて判断されたりしています。
まさかの"副業を禁止する行為"の禁止。
サラリーマンやOLをやっていること自体が
刺激やヒントになり、"いい作品が作れる場合がある"
ということも複数のハイブリッドワーカーの方が
語っています。
むしろ人生を賭けて夢に挑んだ果敢な人たちよりも、
二つの仕事を持った自分たちのほうが
成功を収められる可能性がある
真逆な仕事だったから、振り子のように、
月〜金⇔土日と飽きずにできたという。
やめなかった理由の一つは、
マンガ家自体が非常に面白い職業であった。
自分で一から構成して描いたものが、世の中に出て、
ちゃんと読み手が反響をくれるっていうのは……
サラリーマンではなかなかない。
そのエクスタシーというか、麻薬みたいなものは、
ちょっと手放せないなっていうのはありましたね。
逆にマンガ家だけでやって、
サラリーマンをやめちゃおうというものもなくて。
その当時、ゲーム会社でやってたディレクションや
プロデュースっていう仕事もすげー面白くてですね。
ゲームを自分の指揮の下、
いろんな人と組み上げていくっていうのが、
マンガとは違う、共同作業の面白さがあった。
それはそれで手放せなかった。
私はとにかく、会社を辞めたくないっていうのがあるから、
「一切儲からない」とか、
原稿料をすごく低く言ったりとか(笑)。
「何もいいことがなくて」みたいな。
「哀れな状態なので、会社にいさせてください」
「すいません〜。絶対支障は与えません〜」とかって、
泣きながら言うんですよ。
副業のほうで、昼の仕事と脳の似たような
部分を使ってたらダメだなとか。
本業と似たような副業をしている
ハイブリッドの人って、あんまり見たことがなくて。
(会社は)知ってますけど……そこはスルーで(笑)。
――僕も全く同じです! 本とか出してはいるんだけど、
まぁ見て見ぬフリを。
仕事を二つ持っていると、
「明日はこっちの仕事だから、何がなんでも一日で終わらせなきゃいけない」
というふうに、いい面もありますよね。
集中力はついた気がします。
ハイブリットで仕事を持っていると、
人脈が人の二倍近くあるので、
それを有効利用できることが多いですよね。
実際に好きなことをやれるのと、
それでお金が儲かって暮らしていけるのかっていうのは
まったく別の問題ですよね。
特に音楽業界って今、不況だって言われているじゃないですか。
そういう中で、
「メジャーデビューして、音楽一本でやりたいんだけども、どうしよう」
って迷っている人は多いと思うんですよね。
"会社勤め"は、自分の夢を追うためには
マイナスに捉えるのが一般的ですが、
"気持ちの余裕"という側面で見ると、
大きなプラスになる場合もあるということですよね。
意外と時間はないようであるんですよ。
友達にも「全然時間ないんじゃない?」
とか言われるんですけど、
土曜日が一日空く日があったりとか。
英会話も習ったり、ヨガも週一回くらい言ったりするので。
「何歳までのこうならなかったら、やめよう」
という友人もいるんですけど、
好きだったらやめなくてもいいと私は思います。
家族や会社や生活に支障をきたさなければ。
とりあえず……一日やってみる(笑)。
あくまでも一日体験のような軽い気持ちで。
イヤだったらやめればいいし、
イヤじゃなかったら期限を決めずに
やりたいときにやればいいみたいな。
疲れちゃった人っていうのはね、
たとえば引きこもりの子とか、鬱のような人って、
結局出口が見えない人が多いんじゃないかなと思って。
でも、農業やったら、結構みんな笑顔になる。
実際俺が試してたし、結果出たときの喜びっていったら。
なんていうか、簡単っていうのかね、
直結しているっていうか。
コツコツやったものが「おいしい!」って
いう単純明快さ。あ、これだろうって。
二つの仕事でお互いのストレスを補完できるのも、
ハイブリットの人に共通する特徴です(笑)。
やっぱり料理って、
家庭的なイメージがあるじゃないですか。
そこでOLって代名詞を出すと、
主婦の方たち以外にも訴えかけられる。
そのメリットはやっぱりすごくあるみたいで。
たとえば、同じ10分でできるものでも、
OLが10分でできるって言うと、印象もだいぶ違う……。
お金がすべてじゃないですけど、お金がないと、
人間ってギクシャクしてくんですよ。
将来が見えないと。
嫁にも「明日の生活どうすんのよI?」とか
毎日言われるようになって。
僕らの周りにも、10年くらいまえにクラブとかで
よく一緒になってやってたヤツがいっぱいいたんですよ。
それが就職とか、大学出たり結婚していたりして、
子供が生まれたりしてやめて。
結局、続けた人だけ残ったんですよ。そこですよね。
一日全部自由時間でも、全然作れないこともある。
ところが、会社で働いて、その時は副業の時間が
たった二時間しかないのにはかどったりして。
要するに、ハイブリッドな生活って、
時間的な部分ではすごく持っていかれるけど、
ひらめきとかインスピレーションとかを
維持することでいえば、マイナスどころか
プラスになると思うこともあって。
クリエイターにとっては
マイナスばかりだと思えた会社活動にも、
利点があることに気づきます。
気分をリフレッシュできるんですね。
創作活動のストレスは会社で発散し、
会社のストレスは創作活動で発散できるという、
良いパターンがあり得ることに気づいたんです。
今回の全インタビューを通して驚いたのは、
誰一人「自分は天才だ」なんて思っていなかったこと。
多くの結果を出し、世間に認められながらも、
才能についての質問には、ほとんどの人が
「自分にはあまりない」と答えています。
おそらく、ハイブリッドワーカーというのは、
"超天才"ではなく、比較的普通の人に近い能力を持った人が
夢を叶えるベストな生き方の一つであるように思うのです。
僕の昼の会社の同僚を見回すと、
「本当に好きなことや夢はあるけれど、実際の仕事とはギャップがある」
という人がとても多い。
その点ハイブリッドは、(たどり着く道はどうであれ)
自分にピッタリ合うものだからこそ、
土日をつぶしてでも、
平日朝四時まででもできると思うのです。