2021年10月03日

「自宅だけ」でここまでできる「子ども英語」超自習法

本日は鹿田昌美 氏の
「自宅だけ」でここまでできる「子ども英語」超自習法
です。


本書の著者は
70冊以上の訳書がある翻訳家です。

特に、子育て・教育関連の本が多く、
読者としても「育児本」を好むマニアです。

その知見を活かして、
自身の息子に幼少時代から、
英語に親しませていたところ、
10歳で英検2級の合格に成功します。


そんな著者が本書で語るのは、
自宅でできる幼少期の英語教育です。

著者の「おうち英語」を取り入れると、
1,子どもが英語を好きになり
2,入試で役立つ英語力の土台ができ
3,将来ビジネスでも使える能力も身に着く
のです。

そんな著者が「おうち英語」の
英語の教育方法を説きます。

例えば、
何歳くらいから始めるのがベストなの?
英語を教えすぎると、日本語がおかしくなる?
どんな教材を使えばいいの?
英語ができすぎると学校の授業が退屈になる?
といった疑問に丁寧に答えます。

子どもと英語にどう接すれば良いか
理解できるでしょう。


個人的には、
「話している人の口を見ること」
の部分が特に印象的でした。

英語を聞いたり、話たりするために、
耳だけでなく、視覚でも学べるのですね。


子どもが生まれた直後の方に、
特におすすめの一冊です。
子どもにどのような英語教育をするべきか
その方針がわかることでしょう。





受け身の一方的なリスニングやDVD視聴は、
乳幼児の言語獲得に効果がないことが
科学的にも多く示されているからです。


おうち英語はとにかくリスニング


10歳から12歳という年齢は、語学に関してはかなり重要です。
「言語習得の臨界期」、言語を円滑に習得できる
最後の年齢と言われているからです。


英語もこの流れて覚えていくということを
頭に入れておきましょう。
「聞く」「話す」「読む」「書く」の順番です。


おうち遊びをしているときに、さりげなく流したり、
車の中でかけたりと、BGMとして英語の音を与えていきましょう。


英語だけで内容が完結しているものを聞かせる


appleを「りんご」と翻訳できる能力よりも、
形や味を想像できたり、好きか嫌いかを言えるほうが大切です。


話している人の口を見ること


DVDを見るときの、たった1つのコツは、
「字幕オフ」にすること。
映像だけに意識を集中しながら、英語のセリフを、
すべて耳から意味を取るのです。


聞こえてきた文章を指でなぞる、という作業は、
リスニング力をリーディング力につなげるのに役立ちます。


小学校に上がる以前から
おうち英語を始めているお子さんは、
小1が英語の「読み書き」を始めやすいタイミングです。


ローマ字と英単語は別物だよ


おうち英語にとって、
リビング学習にはメリットしかありません。


幼いうちにイギリス英語の音を入れておくと、
聞き取れる音の幅が増えます。


英語のつづりも同様に、最初が肝心です。
アルファベットを正しく書けていないと、
テストで原点対象になりますし、
英単語のつづりは、最初に正確に覚えておかないと、
後から覚え直すのはかなり大変です。


10歳〜12歳は、
学力がぐんと伸びる時期でもあると同時に、
外国語を母国語として習得できる
最後のチャンスの時期でもあるからです。


読解テクニックとして、英語の文章は、
「最後に大切な要点を書く」という特徴が
あることを覚えておきましょう。





engineer_takafumi at 13:27│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 勉強・教育・心理

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