★一般書の書評

2021年05月23日

驚くほど仕事が取れる! 自己紹介のつくり方

本日は鈴木ケンジ 氏の
驚くほど仕事が取れる! 自己紹介のつくり方
です。


本書は累計5万人以上の起業家を指導して、
起業1年で年商1000万円を達成させたり、
単価を10倍にアップさせたといった
成果を出し続けている著者による
「自己紹介」のやり方です。


商売を続けていく上では、
新しい出会いをし続けなければいけません。

その時に重要なのが
「自己紹介」です。

新しい人に出会った時に、
短時間で自分を印象づけられないと、
チャンスを逃してしまいます。

逆に、自己紹介がうまくできると、
たった1分くらいの自己紹介で
数十万円の商品がドンドン売れる、
ということにもなるのです。


本書ではそのような、
「自己紹介」の型を伝えています。

難しく感じるかもしれませんが、
ポイントが的確にまとめられていて、
実践しやすくできています。

興味深いエピソードも
たくさん入っていて楽しみながら
読める一冊だと思います。

また、著者が自分自身を外交的でなく、
内向的と言っていることも特徴です。

人づきあいが得意でない人にも
役立つ一冊になるでしょう。


個人的には、
自己紹介の最後には、
相手へのアクションを示してやる
ということが印象的でした。

私は自己紹介だけで終わることが多いので
その後の道筋をしっかりと用意して
印象づけておきたいと思いました。


起業家に限らず、営業をする人には
ぜひ読んでいただきたい一冊です。
費用対効果がとても高い自己投資に
なることでしょう



続きを読む

engineer_takafumi at 13:20|PermalinkComments(0)

2021年05月02日

1シート・マーケティング

本日は三浦崇典 氏の
1シート・マーケティング
です。


本書は「天狼院書店」という書店を経営しながら、
小説家、ライター、編集者、プロカメラマンと
多彩な分野で活動されている著者による
マーケティングの本です。

この本の内容が天狼院書店で講座化されており、
私はそれを受講していました。


このマーケティング手法の特徴は、
実践的、シンプルであることだと思います。

実践的である理由は、著者自身が、
自らの経営や活動の収益化に使った
実績がある方法であるからです。

そして、シンプルである理由は、
A4の紙1枚にまとめることができ、
わずか7つの視点から分析するだけで、
ビジネスの要点をつかめるからです。


大企業のビジネスモデルを扱うことも、
一人で活動するフリーランスのモデルも
同じ紙で扱うことができるのも魅力です。

特に、これからはビジネスモデルや
マーケティングではなく、
コンテンツの質そのものが
より重要になってくるという主張は
説得力がありました。

さらに、分析事例がたくさんあることも
参考になります。


個人的には、
ブランドやアトモスフィア(世間の雰囲気)に
依存したビジネスモデルにしてはいけない
という部分がとくに印象に残りました。

著者は自分のことを「臆病」といいますが、
その姿勢が彼に成功をもたらしたのでしょう。


小規模ビジネスを起こそうとしている、
フリーランスの方にお勧めの一冊です。
自分のビジネスを網羅的に見直す
機会になることでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 23:52|PermalinkComments(0)

2021年04月30日

モラニゲ

本日は榎本まみ 氏の
モラニゲ
です。



本書は「モラル・ハラスメント」
略してモラハラについての話と
そこから逃げる女性の物語を
マンガにしてまとめた一冊です。

壮絶な体験に驚きますが、
ここに登場された方は、
現在は幸せに暮らしていることに
救いを感じます。


また、弁護士や臨床心理士、
女性センターの相談員など
専門家の意見も書かれており、
苦しんでいる方の参考になるでしょう。


実際にモラハラに苦しんでいる方は
正常な判断能力を失っている
場合が多いと言います。

ですから、周りのサポートが
重要となるわけです。

気づいてあげることが、
その人を救うことになるかも
しれません。



また、本書の中では、基本的に
女性が被害者、男性が加害者という
構図になっています。

逆の事例もあるので、
それは不公平ではないか、
という意見もあるそうです。

しかし、実際に苦しんでいる人の
多くは女性であり、
その女性を救うという意味で、
本書は出版されるべき本だと思います。



個人的には
モラハラになる夫は
標的となる女性をしっかり選んでいる
という話が特に印象的でした。


周りにモラハラを受けていると思われる
人がいれば渡して欲しい一冊です。
その人を救ってくれる本と
なるかもしれません。


続きを読む

engineer_takafumi at 03:44|PermalinkComments(0)

2021年04月11日

文章の問題地図

本日は上阪 徹 氏の
文章の問題地図
です。


本書の著者は本を書くライター
ブックライターとして活躍しています。

取材人数は3000人以上、
携わった書籍の累計部数は200万部を超えます。

そんな一流のライターが本書では、
普通のビジネスパーソン向けに
文章の書き方を語ります。

本書で一貫して著者が主張するのが
素材、目的、読者です。

どう書くか以前に、何を書くか
つまり素材が大事です。
素材なしに良い文章はあり得ません。

そして、書く文章の目的です。
実用の文書では目的を満たしていないと、
価値はありません。

最後に、読者です。
読者を想定して、素材や文章を書くことが
文章の目的を達成する一番の近道なのです。


本書はその3つを核として、
ビジネスパーソンが文章を書くときに
感じやすい問題を解決します。

文章が読みやすいのはもちろんですが、
イラストが効果的に使われていて、
「わかりやすい」一冊でした。


個人的には、
形容詞を使ってはいけないことを、
例をあげながら説明している箇所が
特に印象に残りました。

「形容詞は使うな」は、
よく言われることですが、
本書で本当に納得できました。


文章に苦手意識が強いけど、
書かなくてはいけない、
という方におすすめの一冊です。
どうやって書けば楽に速く書けるのか、
ヒントを得ることができるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 17:26|PermalinkComments(0)

2021年03月28日

自分を変える1つの習慣

本日はロリー・バーデン 氏の
自分を変える1つの習慣
です。


本書の著者は「習慣の力(セルフ・コントロール)」
をテーマとしたステラジスト、著者、企業向け講演者で、
国際的な研修サービス提供企業である、
サウスウェスタン・コンサルティングの共同設立者です。

そんな著者が本書で語るのは、
著者のテーマである「習慣の力」です。

その1つの習慣とは、セルフコントロール、
つまり自分を律する力です。

成功者とは、目標を達成するために、
面倒くさいことや気が進まないことでも、
我慢して実行できる人なのです。

その習慣の力の7つの法則、
犠牲、決意、集中、言葉、計画、信念、行動
について、本書で詳しく語ります。

言葉が本質的で重く、
ふだん自分たちが目を背けている
本質に向かい合わされてくれます。

ただ、この本でも繰り返し言われているように
全ては行動があってのことです。

著者の狙いとしては、本を途中で投げ出しても
行動してもらいたいと考えているのでしょう。


個人的には、
成功は自分の持ち物にすることはできず、
借りることしかできない。
その賃貸契約は、毎日更新しなければならない
という部分が印象的でした。

成功とはそこに甘んじられる
ものではないのですね。


人生を変えたいと強く願う人に
おすすめの一冊です。
原則を実践することができれば、
必ず人生を好転できるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 13:02|PermalinkComments(0)

2021年03月14日

感動の条件 ~あなたの一生を1時間で変える本~

本日は永松 茂久氏の
感動の条件
です。


本書の著者は26才で地元の大分・中津に
夢のたこ焼き屋「天までとどけ。」を開店。
わずか3坪で大行列をつくり、
日商平均25万円を売るたこ焼き屋となり、
テレビやその他のマスコミで大反響になります。

その後、生涯納税額日本一の斎藤一人氏と出会い、
弟子として数々の教えを伝授されます。

その教えを活かしダイニング「陽なた家」や
居酒屋「夢天までとどけ」などを開店し、
口コミだけで全国からお客が集まる
大繁盛店となっています。


本書ではそんな著者が
人に感動を与えられる人になる
方法を説きます。

感動は「フォーユー」という考え方で生まれる、
感動は非効率によって作られる、
感動を生み出す自分の作り方、など
人に感動を与えるという視点が学べます。

著者の店では誕生日や結婚記念日など、
イベントで利用される方が、
とても多いとのことです。

それも、著者やスタッフが
人を感動させることを
真剣に追及したからなのでしょう。


個人的には
非効率なことが感動を起こす
という部分が印象的でした。

現代は効率の社会ですが、
人の心を動かすためには、
あえて非効率が大切なのです。


飲食店を経営されている方に
お勧めの一冊です。
お店を改善するヒントが
たくさんつまっています。


続きを読む

engineer_takafumi at 12:23|PermalinkComments(0)

2021年02月17日

不登校中学生だった僕の月収8桁の稼ぎ方

本日は キメラゴン氏の
不登校中学生だった僕の月収8桁の稼ぎ方
です。



本書は中学3年にて、
ビジネスに集中するために不登校になり、
最高月収1000万円を実現したという
著者による一冊です。

私も同年代の子を持つので、
彼の発信や活動には注目していました。

最初に見かけた時には、
Twitterのフォロワーが200人とかだったのに、
あれよあれよと大きくなっていくことに
とても驚いた記憶があります。


本を読んでみると、深い考えの元に
戦略的に行動しており、
とても力強く感じました。

このスピード感が素晴らしいですね。


また、最後に母親の言葉があって、
親として子育てを考え直す
機会にもなりました。

こんな子どもに育つ教育って
何だろう、と気づきも得られました。


個人的には、
「友達」と「仲間」を区別するために、
過去の話で盛り上がるか、未来の話で盛り上がるか、
を考えてみる
という部分が特に印象的でした。


中高生はもちろん、その親の世代にも
お勧めできる一冊です。
子育てにまつわる常識に疑問を持つ
きっかけになってくれるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 10:16|PermalinkComments(1)

2021年02月07日

1日5時間で仕事を片づける人の習慣術

本日は知的生産研究会 の
1日5時間で仕事を片づける人の習慣術
です。


本書は時間管理、情報収集、整理
コミュニケーション、勉強をキーワードとして、
8時間かかる仕事を5時間で終えられる
ようにするテクニックをまとめたものです。


社会に出て仕事をしていると、
残酷なほどに仕事の速さの差が出ます。

一方はいくら残業しても仕事が終わらないのに、
もう一方は半日で終えて、あとは学び、
のような人もいたりします。

この結果の差は大きいのですが、
実はやっていることにはそれほど差はありません。

ちょっとした行動の原則を
しっかり実践しているかどうかです。

例えば、「書類を捨てる基準を作っておく」
「退社前の5分で翌日の仕事の段取りを考える」
こんな積み重ねが大きな効率の差に
繋がっているのです。

多くの人は「こんなの当たり前」と
思うかもしれません。
しかし、「これはできてないな」と
感じるところがお宝です。

それを実践することにより、
確実に仕事のスピードを
速めることができるでしょう。


個人的には、
「二兎を追う」ことにより、
飽きないし、アイデアも出やすくなる
という部分が印象的でした。

人によるのかもしれませんが、
ある程度仕事を並行で進める方が
良いようですね。


「仕事が全然おわらない……」
と感じている人にお勧めの一冊です。
現状を打破するヒントが
得られることでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 14:26|PermalinkComments(0)

2021年01月24日

80対20の法則

本日はポール マクナーニ 氏の
80対20の法則
です。


本書はマッキンゼーのトップのコンサルタントが、
仕事法について説いた一冊です。

仕事には重要なことと
そうでないことがあります。

重要なことは仕事の20%で、
それで80%の成果が出せるのです。

その20%に集中するために、
書かれたのが本書です。

時間やお金などの資源は限られているので
それをどこに投下するかが大事です。

そのために押さえるべき
ポイントを教えてくれます。

これを実践すると、少ない資源で、
今より大きな成果が出せると感じました。


個人的には、
自分のありたい姿やキャリアプランを語れる人は、
信頼感や周囲の関心を得られる
という部分が印象的でした。

もっと、自分のありたい姿について、
人に話していこうと思います。


忙しくて目の前の仕事に
終われている人にお勧めの一冊です。
生活にゆとりをつくるヒントが
得られることでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 20:27|PermalinkComments(0)

2021年01月17日

図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

本日は齋藤 孝 氏の
図解 渋沢栄一と「論語と算盤」
です。


本書の著者は明治大学の文学部の教授であり、
渋沢栄一の関連書を精力的に書かれてきました。

そんな著者が一般向けにわかりやすく
渋沢栄一を説きます。

栄一はともすれば経済人として、
商売の人と見られることも多いですが、
彼ほど『論語』に精通した人はおらず、
道徳的、倫理的な生き方を徹底されていました。

彼の立場だと、大財閥を作ることは簡単で、
三井、住友、三菱のように財閥を作って、
身内に財産を残すこともできたでしょう。

しかし彼は、子孫に財産を残すこともせず、
国のために自分を捧げたのです。

本書では栄一の生涯はもちろん、
彼の生涯を通して学べることをまとめています。
ですから、自己啓発の本のようにも読めるのです。

また、関連人物の紹介にも多くページが割かれており、
彼の人物像を立体化させています。

2024年の新1万円札の肖像となるようですので、
栄一の生涯についてもっと多くの人に知って欲しい、
そして、経済に悩む日本の変化につながれば
と思いました。


個人的には、
法人税の負担率を見れば、
その企業の公共心の高さがわかる
という部分が特に印象的でした。

節税に明け暮れている世の中ですが、
もっと国のために税金を捧げたくなる
社会を目指さなければなりませんね。


政治を志す人にはぜひ読んで頂きたい
一冊だと感じました。
経済と道徳を両立させるための
心がけを学ぶことができるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 13:06|PermalinkComments(0)

2021年01月07日

ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある

本日は西野 亮廣 氏の
ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある
です。


本書は映画「えんとつ町のプペル」が
公開になるときに合わせて、
著者の西野さんが書いたエッセイです。


西野さんは日本のエンタメ業界の
最先端を走っていますが、
あまりに早すぎたために、
激しいパッシングも受けました。

その中で西野さんが考えていたこと、
感じたことをまとめています。


時代の先を行きすぎている天才の
苦悩を感じることができました。

日本人は同調圧力が強いですが、
天才を暖かく見守ってあげる
土壌ができると良いですね。


ただ、西野さんは人間離れした
行動力、情熱、才能を兼ね備えた人なので、
凡人にとっては手の届かない存在、
というところが現実です。

ただ、世界を良くしようとする天才の
力になれると良いな、と思いました。


個人的には、
ノストラダムスの大予言のお話が
特に印象に残りました。

子どもの頃にそんなことを言っていた
記憶が私にもあります。

それが許されるか許されないかが
世間の空気の違いだったのですね。


クリエイターと呼ばれる方は
ぜひ一読した方が良いと思います。
作品作りと商売の力配分を考え直す
機会になってくれるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 23:11|PermalinkComments(0)

2020年12月25日

ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門

本日は北川 達也氏の
ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門
です。


本書は國學院大學の神道文化学部を卒業し、
神職養成機関で取得できる
最高階位「明階」を授与されたのちに、
ソフトウェア会社の経営を行っている
という異色の著者による一冊です。

経歴が異色ですが、
本書のテーマは原始仏典ということで、
ブッダの教えを説きます。

著者は仏教思想研究家の方と親交があり、
講義を受けたり、専門書籍を読んで、
仏教の学識も深められたとのことです。


原始仏教が、今の日本での仏教と
けっこう違っているということが知れて、
興味深かったです。

しかしながら、違うものも受け入れられる
仏教の懐の深さも良くわかりました。

それどころか、仏教を学ぶと、
ヒンズー教のような多神教の宗教、
キリスト教やイスラム教などの
一神教の世界観までも取り入れられる
というところに驚きました。


個人的には、原始仏教には
先祖を供養すると、家運はよくなり、先祖が救われる
という教えはない、
という箇所が特に印象に残りました。

今の仏教は先祖の供養を
大切にしているように思えますが、
最初はそうでなかったのです。

派生を否定しない宗教が
仏教の教えなのですね。


仏教はもちろん、宗教に興味がある人に
おすすめの一冊です。
原始仏教にふれることにより、
教義への知見を広げることができるでしょう。



続きを読む

engineer_takafumi at 00:42|PermalinkComments(0)

2020年12月19日

書くだけで心、もの、お金が整う 私のノート、手帳術

本日は 主婦の友社の
書くだけで心、もの、お金が整う 私のノート、手帳術
です。


本書は節約アドバイザーやコミックエッセイリスト、
ブロガー、メンタルコーチ、起業家、YouTuberなど、
色々な職業の方のノート、手帳を集めた一冊です。

写真がいっぱいでカラフルなので、
見るだけで明るい気持ちになってきます。

またそれぞれの方がノートを使って
どのように人生が飛躍したかが書かれていて
「書くこと」の力を感じさせられます。

ノートの力というものを
認識できる一冊でしょう。


個人的には、
書くことのマインドフルネス
という考え方が特に心に残りました。

習字や写経などは、
確かにその効果があります。

今度はマインドフルネスを意識して
何かを書いてみようと思いました。


何か新しいことを始めたい
女性にお勧めの一冊です。
共感できる人を探して、真似してみても
楽しいと思います。


続きを読む

engineer_takafumi at 21:59|PermalinkComments(0)

2020年12月13日

ポートフォリオワーカー

本日はマダム・ホー 氏の
ポートフォリオワーカー
です。


本書は著者のマダム・ホー氏は
100の不動産を持つアメリカ在住の投資家です。

しかし、25才の時、父親が倒れたのがきっかけで、
貧乏生活に転落したところから、
夫婦で合計6つの仕事をかけもちして、
5年足らずで最初の1億円を作ったという
過去の持ち主です。


そんな著者が本書で語るのは、
ポートフォリオワーカー、つまり、
色々な仕事をもちなさい、という話です。

著者は同時通訳の仕事を主業としていますが、
その他にも実に25個の仕事(肩書)が
あるということです。

ひと昔まででしたら、
○○一筋という生き方が良いとされてきました。

しかし、現在のような変化の激しい時代、
また「人生100年時代」と寿命が伸びた時代には、
あらゆる意味で複数の仕事をこなすことが
重要になってくるのです。

本書ではポートフォリオワーカーとは何か、から
ポートフォリオワーカーの実際の生活など、
複数の仕事を持つメリットを解きます。

単に経済的な問題だけではなく、
人生を豊かにしてくれる考え方だな、
と理解できました。

私も複数の仕事を持っていますので、
参考になりました。


副業を始めたいサラリーマンにお勧めの一冊です。
複数の仕事をもつことにポジティブな
意味づけをしてくれる一冊です。




続きを読む

engineer_takafumi at 19:28|PermalinkComments(0)

2020年11月29日

最先端のSDGs「ノハム」こそが中小企業の苦境を救う

本日は神田尚子 氏の
最先端のSDGs「ノハム」こそが中小企業の苦境を救う
です。


本書はタガヤという
婚礼会社のCEOを勤める神田氏による
中小企業のSDGs経営について説いた本です。

SDGsとは2015年に国連が定めた
2030年までに世界が目指すべき
持続可能な開発目標の17の項目です。

例えば、貧困をなくそう、飢餓をゼロに、
気候変動に具体的な対策を、海の豊かさを守ろう、
といった目標が並んでいます。


正直、一目すると主に国が行動するもので、
企業もグローバルな大企業だけ、
中小企業には関係のないもののように
感じるのかもしれません。

しかし、著者は中小企業の経営に
SDGsを取り入れ成功しています。

婚礼業界というと、コロナ渦で大変な
ダメージを受けているのにも関わらずです。


今はまだ夢物語に感じる部分も
あるかもしれませんが、
時代は確実にこの本の方向に
近づいていきます。

近い将来、こんな視点を取り入れないと、
人材が採用できなかったり、
取引先から取引を拒否される
という時代が来るのかもしれません。

そうなれば、世界も今よりも
より良い世界になることでしょう。

希望を感じられる一冊でした。


個人的には、
毎月1億6000万円の赤字が続く中でも、
SDGsを取り入れることにより希望が見えてきた
という点が特に印象的でした。

そんな夢物語では飯は食えない
という人も多いかもしれませんが、
時代は着実に進んでいるのです。


とくに若い中小企業の経営者に
読んでもらいたい一冊です。
社会貢献と自社の繁栄を共存させる
方法が見つかるかもしれません。

続きを読む

engineer_takafumi at 00:12|PermalinkComments(0)