⇒ 自己啓発

2023年04月06日

運の方程式

本日は鈴木 祐 氏の
運の方程式
です。


本書の著者は10万本の科学論文を読破し、
600人を超える海外の学者や専門医への
インタビューを重ねたという
サイエンスライターです。

そんな著者が本書で語るのは、
「運」のつかみ方です。

著者の主張では、人の成功の
ほとんどは運で決まると言います。

しかしながら、その「運」をつかめる
行動は確かに存在しているのです。

幸運の式は次のように表されるそうです。
幸運=(行動×多様+察知)×回復

この式の要素、行動、多様、察知、回復とは
どのようなものか、どうすれば高められるのか
その方法について説明しています。

テーマは自己啓発書ですが、
中味は定量的な実験が行われた内容に
基づいていますから説得力が違います。

この本に書いた内容を意識しておけば、
チャンスの女神をつかむ確率が
大きく増すことでしょう。


個人的には
「心の迷走」の部分が特に印象的でした。

心を散らした方がアイデアが出やすくなる
ことは何となく感じていましたが、
それが言語化されていて、
なぜそうなるのかが理解できました。

また、心の迷走がメンタルには
悪影響を与えることにも言及されており、
その部分の考察が面白かったです。


自分の力で人生を切り開きたい
と考えている人に読んでもらいたい一冊です。
自分では手が届かない要素「運」に対し
どんなアプローチができるか学べるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 19:23|PermalinkComments(1)

2022年11月28日

潜在能力が開花する速聴インプット術

本日は井上 裕之 氏の
潜在能力が開花する速聴インプット術
です。


本書は歯科医院を経営している傍ら、
世界的な能力開発プログラム、経営プログラムを学んだ末に、
独自の成功哲学「ライフコンパス」を作り上げ、
「価値ある生き方」を伝える著者として、
全国各地を回っている著者による一冊です。


著者は交通事故などで人生が苦しい時に、
速聴によるインプットで前向きになり、
人生が好転した経験を持っています。

そんな立場から、速聴のメリットを説きます。


速聴はながらでも学習ができるだけでなく、
何回も効くことにより脳みそに情報を叩きこむ、
また、脳の働きを活性化する効果もあります。

本書で速聴に興味を持つと、
著者から速聴用音源のプレゼントもあります。
ぜひ、活用してみて下さい。


通勤時間や隙間時間を活用したい、
と考えている方におすすめの一冊です。
速聴で能力を開花させる方法を
知ることができるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 12:26|PermalinkComments(0)

2022年08月07日

2030年 得する生き方、損する習慣

本日は船ヶ山哲 氏の
2030年 得する生き方、損する習慣
です。


本書の著者は、
心理を利用したマーケティングを得意とし、
自身は全く実績のない状態から起業後、
世界で1000社以上のクライアントを獲得します。

現在はそのマーケティング手法を
上場企業から街の小さな商店まで
幅広いクライアントに伝えています。


そんな著者が本書で語るのは、
「得をする」生き方です。

著者はカナダとマレーシア、
この2つの国に住んだ経験があります。

ですので、日本の過去と未来が
見通せる知識と経験があるわけです。

特にこれから2030年にかけて、
社会が大きな変革期に入ります。

その変革期に向けて、得をする人の
仕事、時間、場所、教育、お金、人間関係、
そして夢についての常識を説明します。

今の社会を見ていると、
確かに著者が言うような変化が
来るような気がします。

その変化に適応するために必要な
行動を知ることができるでしょう。


個人的には、
「これまでやった経験がない仕事で、
成功する可能性はほぼありません」
という部分が特に印象的でした。

「全部変えてしまいたい」
と思う人は多いと思いますが、
やっぱりそれでは成功できないのです。


将来が不安だけど、何をして良いかわからない
そんなサラリーマンにお勧めです。
どんな方向に変わる必要があるか
学ぶことができるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 12:47|PermalinkComments(0)

2022年04月03日

金持ち母さん 貧乏母さん

本日は神希 栄伽 氏の
金持ち母さん 貧乏母さん 愛とご縁とお金を継なぐ「女王学」の教え
です。


本書の著者は21歳で営業の世界に飛び込み、
20代で年収数千万稼ぐくらい成功されます。

その後、私生活で大きな借金を抱えるなど
バランスを崩してしまいますが、
フルコミッション営業のトップセールス、
そして営業部隊を率いるリーダーとして
実績を上げ、借金を返し終えます。

現在は研修やセミナーを通して、
女性のセールスパーソンを中心とした
人材育成に取り組んでおられます。


そんな著者が本書で語るのは、
「母性×哲学」が成功を引き寄せる
という著者の信念です。

男女平等といいますが、
本来違いはあるもの。

そんな女性が男性社会で
成功しようとすると無理があります。

実際、著者はある意味男性に同化して
成功してきたわけですが、
本書では女性が女性性を活かしながら、
成功する方法を説くので説得力があります。


個人的には、
成功と成幸をかけているところが
印象に残りました。

男だと「自分をすり減らして成功」
のような考え方をしがちですが、
女性の場合はそもそも幸せでないと、
結果も出にくいのです。


男性社会で戦う女性に
お勧めの一冊です。
自分の中の女性性をどう活かすか
その方法を教えてくれるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 09:15|PermalinkComments(0)

2022年01月30日

逆転人生 人生を変える5つの鍵

本日は荒西 將志 氏、 國友 英治 氏、田中 淳吾 氏、
松井 勇人 氏、みかみんさんの5人の共著である、
逆転人生 人生を変える5つの鍵
です。


本書は起業家5人のストーリを綴ったものです。

テーマが「逆転」ということで、
どの物語もアップダウンが激しく
小説を読んでいるように感じます。

著者たちは、大きな借金、パワハラ企業、
ひきこもり、裏切り、精神疾患などから、
力強く復活していきます。

自分が生で経験した物語ですので、
生々しさに満ちています。

それが5人分もあるので、
心にズシズシさせられた一冊でした。


個人的には、松井氏の
人の話を馬鹿正直に鵜呑みにする奴が
起業家などなれるはずがないのだ。
という言葉が特に印象に残りました。

起業家とは自分で選べる人間だと
あらためて感じました。


現在、苦境にある人にお勧めです。
本書を読めば、どんな困難な状況でも
乗り越えられると思えるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 12:25|PermalinkComments(0)

2021年03月28日

自分を変える1つの習慣

本日はロリー・バーデン 氏の
自分を変える1つの習慣
です。


本書の著者は「習慣の力(セルフ・コントロール)」
をテーマとしたステラジスト、著者、企業向け講演者で、
国際的な研修サービス提供企業である、
サウスウェスタン・コンサルティングの共同設立者です。

そんな著者が本書で語るのは、
著者のテーマである「習慣の力」です。

その1つの習慣とは、セルフコントロール、
つまり自分を律する力です。

成功者とは、目標を達成するために、
面倒くさいことや気が進まないことでも、
我慢して実行できる人なのです。

その習慣の力の7つの法則、
犠牲、決意、集中、言葉、計画、信念、行動
について、本書で詳しく語ります。

言葉が本質的で重く、
ふだん自分たちが目を背けている
本質に向かい合わされてくれます。

ただ、この本でも繰り返し言われているように
全ては行動があってのことです。

著者の狙いとしては、本を途中で投げ出しても
行動してもらいたいと考えているのでしょう。


個人的には、
成功は自分の持ち物にすることはできず、
借りることしかできない。
その賃貸契約は、毎日更新しなければならない
という部分が印象的でした。

成功とはそこに甘んじられる
ものではないのですね。


人生を変えたいと強く願う人に
おすすめの一冊です。
原則を実践することができれば、
必ず人生を好転できるでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 13:02|PermalinkComments(0)

2021年03月14日

感動の条件 ~あなたの一生を1時間で変える本~

本日は永松 茂久氏の
感動の条件
です。


本書の著者は26才で地元の大分・中津に
夢のたこ焼き屋「天までとどけ。」を開店。
わずか3坪で大行列をつくり、
日商平均25万円を売るたこ焼き屋となり、
テレビやその他のマスコミで大反響になります。

その後、生涯納税額日本一の斎藤一人氏と出会い、
弟子として数々の教えを伝授されます。

その教えを活かしダイニング「陽なた家」や
居酒屋「夢天までとどけ」などを開店し、
口コミだけで全国からお客が集まる
大繁盛店となっています。


本書ではそんな著者が
人に感動を与えられる人になる
方法を説きます。

感動は「フォーユー」という考え方で生まれる、
感動は非効率によって作られる、
感動を生み出す自分の作り方、など
人に感動を与えるという視点が学べます。

著者の店では誕生日や結婚記念日など、
イベントで利用される方が、
とても多いとのことです。

それも、著者やスタッフが
人を感動させることを
真剣に追及したからなのでしょう。


個人的には
非効率なことが感動を起こす
という部分が印象的でした。

現代は効率の社会ですが、
人の心を動かすためには、
あえて非効率が大切なのです。


飲食店を経営されている方に
お勧めの一冊です。
お店を改善するヒントが
たくさんつまっています。


続きを読む

engineer_takafumi at 12:23|PermalinkComments(0)

2020年08月19日

人生攻略ロードマップ

本日は迫 佑樹 氏の
人生攻略ロードマップ
です。


本書の著者は、大学時代に
フリーランスエンジニアとして働きながら、
ブログで情報発信を開始。

在学中に各種の事業を育て、
事業に専念するために大学を中退して
教育事業を展開します。

今では、プログラミングや動画編集等を
学べるオンラインスクールの受講生は
延べ一万人を超えています。

また、さらなる事業拡大として、
WebサービスBrainの運営や、
美容室・タピオカ屋をはじめとする実店舗、
SNSやYouTubeによる情報発信など
多方面に展開されています。


本書ではそんな著者が、「人生攻略」
すなわち、お金・時間・人間関係などのために、
人生で「嫌なことをしなくてすむ状態」を
作り上げ、自由度の高い人生を手に入れる
方法を書いた一冊です。

著者が20代前半と若いのにも関わらず、
大きな成果を出されています。

そのステップが言語化されていて、
納得感もあり、楽しむことができました。

また、挿入されているイラストが
RPGぽくて楽しいことと、
SNSの画面が入っているのは、
面白いなと感じました。

これからの著者の活躍も楽しみです。


個人的には、
「お金をうまく使い、
お互いが価値のあるものを提供し続けると、
全体が豊かになる。」
という部分が特に印象的でした。

エンジニアとデザイナーとパソコンショップで
お金を回しながら価値を生んでいるたとえ話が
とても分かりやすくて、素晴らしかったです。


特に大学生にお勧めしたい一冊です。
自分に近い感覚で、人生の成功法則を
学ぶことができるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 13:52|PermalinkComments(0)

2020年03月20日

最速で10倍の結果を出す 他力思考

本日は小林正弥 氏の
最速で10倍の結果を出す 他力思考
です。


本書の著者は25才で独立するも、
最初は全く稼げず、時給900円のバイトを経験。
しかし、家族の病気をきっかけに奮起し、
一ヶ月後に毎月210万円の報酬を
得るようになったという経験をされています。

そんな著者が本書で説くのは、
「他力思考」です。

自分で何でもやってやろう、
この心がけは悪くはありませんが、
本当の成功は人の力を借りないと、
得ることはできません。

この本では、何でも自分でやらないと
気がすまなかった著者が、
次第に人が離れていくことに気づきます。

そして、うまく人の力を借りて、
成果を出すことを考えるようになるわけです。

なぜ、自力思考では成功できないのか、
人の力を上手に借りる方法、
具体的に成功に結びつけるステップまで、
丁寧に教えてくれました。


個人的には、
かつて「目指せ! 年収1億円」と
紙に貼ったことがありますが(笑)、
全く感情は動きませんでした
という箇所が特に心に残りました。

自分も他人も、人を動かすためには、
感情を動かすことが一番大事なんですね。


自分で頑張りすぎる人にお勧めの一冊です。
人の力を借りることの素晴らしさを
学ぶことができるでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 14:59|PermalinkComments(0)

2020年02月09日

「続けられる人」だけが人生を変えられる

本日は大平 信孝 氏の
「続けられる人」だけが人生を変えられる
です。


本書の著者は目標達成の専門家として、
独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発、
そのアプローチにより1万2000人以上の、
セルフマネジメント、キャリア構築、部下育成に
関する悩みを解決してきた、
という実績を持っています。


そんな著者が本書で語ることは、
「1日1分で人生を変える習慣化ノート」です。

目標を達成するのと、達成できないのでは、
人生が180°変わります。

達成すると、それによって自信をつけ、
次の目標を立てて、また達成します。

逆に達成できないと、挫折感を感じてしまい、
「私は何をしてもダメなんだ」
という思考になり、転落していきます。


それでは、目標達成の上昇スパイラルを
作るためにはどうすれば良いのでしょうか?

それは、目標達成のハードルを
思いっきり下げてやることです。

最初のハードルを下げることによって、
目標達成ができます。

すると、達成→自信→次の目標達成 という
上昇スパイラルに入ることができるのです。


本書で紹介されているのは、
その「目標の下げ方」になります。

大勢のコンサルをされた経験の結晶なので、
信頼性の高い方法が紹介されています。

本書の方法を実践することができれば、
目標達成の最初の一歩を
踏み出すことができるでしょう。


個人的には、
「三日坊主」の捉え方が参考になりました。

「三日坊主」として挫折経験にすれば、
挫折スパイラルに入りますが、
三日続いた、とポジティブに捉えれば、
成功体験になり、上昇スパイラルに入ります。

そうやって、自分に成功体験を
植え付けることが大事なのですね。


今まで「何も続いた試しがない」
という人にお勧めの一冊です。
そのネガティブな流れを、
逆に回す方法を学べることでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 14:13|PermalinkComments(0)

2020年01月25日

SELFISH(セルフィッシュ)

本日はトマス・J・レナード氏、バイロン・ローソン 氏の
SELFISH(セルフィッシュ)
です。


本書は自己啓発書の名著で、
世界的なロングセラーである名著を
完全日本語訳にしたものです。

この本は人生を豊かにする28の法則が
紹介されています。

その法則の最初が本のタイトルでもある
「Selfish」になります。

Selfishというと、自分勝手とか、わがまま
という印象があることでしょう。

しかし、著者はSelfish(自分本位)とは、
自己中心やわがままとは違うと言います。

自分を大切にしながら、
他人に与えることは両立可能なのだ、
と主張します。

それどころか、自分が満たされるからこそ、
人に与えることができるのです。

これは今までの自己啓発本に馴染んだ
多くの人にとっては、意外な話かもしれません。

その他の法則も、
無理をしない、未来に期待をしない、ゆとりを持つ、
人との約束は控え目にする、物事を大目に見ない、
弱点を肯定する、など、肩から力を抜くような
ものがたくさんあります。

余計なところに力を入れると、
本当に力を入れるべきところがおそろかになります。

人生を豊かに生きていくために
本当に必要なものを教えてくれる一冊です。

500ページを超える大作ではありますが、
成功への道が網羅されており、
その価値は十分にあるものと思います。


成功したくて、本を読んで実践したけれど、
いまいち上手くいかない、という人にお勧めです。
大事にすることはもちろん、捨てるべきことを
教えてくれることでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 00:23|PermalinkComments(0)

2019年12月18日

幸せになる技術

本日は上阪徹 氏の
幸せになる技術
です。


著者の上阪氏は著名人にインタビューして本を書く
「ブックライター」という仕事をされています。

そして、取材してきた著名人は
なんと3000人を超えているそうです。


本書はそんな著者が、
著名人に「どうやったら幸せになれますか」
というシンプルな質問をして、
その答えをまとめて、幸せについて考えた一冊です。

芸能人やスポーツ選手、大会社の社長など、
どの分野でも一流の人が言う言葉には
どこか共通点があるものです。

それをまとめて浮き彫りにしてくれます。

あとがきなどに、はさまれている、
著者自身の考えや生い立ちにも、
共感できて、幸せの本質がわかる一冊でした。


個人的には、
成果は急がない。急ぐべきでもない。
という部分が特に印象に残りました。

80代でピークを迎える、
そんな人生をおくりたいものです。


世の中の価値観に毒されてしまい、
自分を見失っている人に届けたい一冊です。
幸せの本質とは何なのか、
教えてくれることでしょう。


続きを読む

engineer_takafumi at 13:14|PermalinkComments(0)

2019年11月10日

わたしたちは、いつだって好きなことをして生きていける。

本日は直島美佳 氏の
わたしたちは、いつだって好きなことをして生きていける。
です。


本書は2歳のころからおけいこを始め、
現在までに365教室に通った経験を活かして、
自宅教室で稼ぐ方法を指導。

また、45歳で出産し、6歳児の三つ子を
育てているという著者による一冊です。


本書のテーマは
「好きなことをして生きていくヒント」です。

45歳から三つ子の子育てをすることは、
決して簡単なことではありません。

本書中でも、ストレスがたまったり、
お金の心配をしてしまったりと、
著者の直島さん自身も、苦労されています。

それでも「こだわりを手放す」と「計算する」
というポイントをおさえるようにしてからは、
子育てをしながら、好きな事も
楽しめるようになったそうです。

そんな考え方のコツを説いた一冊です。


私は男ではありますが、
確かにそう考えると心が軽くなるな、
というお話がたくさんありました。


個人的には、
自分の嫌いをはっきりさせることは、
自分の気持ちを大切にすること
という部分が特に印象的でした。

「嫌い」という感情は汚く見えて、
封印してしまいたくなるものですが、
それを生かすこともできるのですね。


子育てに悩む女性にお勧めの一冊です。
心を軽くするヒントが得られることでしょう。

続きを読む

engineer_takafumi at 21:01|PermalinkComments(0)

2019年09月23日

「人生の勝率」の高め方

本日は土井 英司 氏
「人生の勝率」の高め方
です。


本書の著者はアマゾンの元カリスマバイヤーで、
日本で150万部、世界中で1000万部を突破した
こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」をはじめ
数々のベストセラー著書をプロデュースしました。

そんな著者が本書で語ることは「目利き力」です。
つまり、物事は頑張ることよりも、
どこで頑張るか、つまり選択が一番重要だということです。
そして、良い選択をするにはどうすれば良いか、
について詳しく説明されています。


著者は10年以上にわたって書評メルマガを
配信していて、そこで紹介される本の多くが、
ベストセラーになると言います。

しかし、それは紹介するからベストセラーになる
のではなくて、もともと売れる本だけを
選んでいるとのことです。
だから成功できるということですね。

「イケてないときは、自分の意思で選択しない」
「やるやらないをルールに決める」
「選択は正しさより速さ」
「相対ではなく、絶対的な基準を持つ」
など、本質的なことを分かりやすい例で説いてくれます。


個人的には、
信頼できる目利きの人を見つけるときのポイントは、
有名無名にかかわらず、「現場を持っている」こと、
という部分が特に印象的でした。

現場を離れると、見分ける力も落ちてくるものです。
同時に、自分もいつまでも現場にいるようにしたい
と思いました。


頑張っているのに、成功できない。
という人にお勧めの一冊です。
もしかしたら、選択を間違えているのかもしれません。

続きを読む

engineer_takafumi at 23:11|PermalinkComments(0)

2019年08月24日

Third Way(サードウェイ) 第3の道のつくり方

本日は山口 絵理子 氏の
Third Way(サードウェイ) 第3の道のつくり方
です。


本書は「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
をミッションとして、株式会社マザーハウスを設立した
山口氏による一冊です。

この本のテーマは、「第3の道」です。
つまり、利益と社会貢献、といった
一見、相反する2つの事柄を
トレードオフでなく、両立させる道を見つけよう、
ということです。

バングラディッシュやネパールなどで生産しながら、
13年連続で売上を伸ばしているマザーハウスには
ぴったりのテーマです。

山口氏自身も社長として経営を行いながら、
チーフデザイナーとしても活躍しています。
相反するように見える2つの仕事を
うまく統合して、新たなる価値を生み出しているのです。

「社会性とビジネス」「デザインと経営」の他に
「個人と組織」「大量生産と手仕事」「グローバルとローカル」
という対立について、第三の道を示してくれます。

21世紀になって、20年ほどが過ぎますが、
日本の企業は以外に変化できていません。

そんな日本の中で、次世代のビジネス像を
提示してくれる一冊といえると感じました。


個人的には、
「これからは主観の時代になる」
という部分が特に印象に残りました。

主観は「ひとりよがり」にもなりやすいですが、
著者がそれをどのように商品に統合しているか
学ぶことができました。


山口さんが言っていることは、
新しい時代の経営のトレンドになると思います。
それを学びたい人にはお勧めの一冊です。


続きを読む

engineer_takafumi at 17:45|PermalinkComments(0)