⇒ 書き方・話し方・言語

2018年06月09日

ビジネスにうまい文章はいらない

本日は上阪 徹 氏の
ビジネスにうまい文章はいらない
です。
ビジネスにうまい文章はいらない 「書き方のマインド」を変える新・文章術55

本書はブックライターとして活躍されており、
取材人数は3000人超、手掛けた本も100冊超という
敏腕ライターによる文章論です。


文章を書けないと悩む人は多いでしょう。
しかし、その原因のほとんどは書く能力の問題でなく、
そもそも書く「素材」がしっかりしていないから、
と著者は言います。

そのためには、文章の読み手と真の目的を理解し、
「素材」を集めて、残しておくことが重要なのです。

確かに、書くことに苦労している時は、
パソコンの前でウンウンうなっている時が多いです。
そんなことをしていても、書くべきことが
浮かんでくるはずがないのですね。


本書ではビジネスのメールや手紙の例も
多く掲載されています。
ですから、基本や思想を学びながら、
すぐに使うこともできます。


仕事のメールを書くのに時間がかかりすぎる
という人にお勧めの一冊です。
速く、自信をもってメールや文章が
書けるようになることでしょう。
仕事の生産性も大幅に上がりそうです。


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engineer_takafumi at 23:49|PermalinkComments(0)

2018年04月29日

頭のいい説明は型で決まる

本日は犬塚 壮志 氏の
頭のいい説明は型で決まる
です。
東大院生が開発!  頭のいい説明は型で決まる

本書は長年駿台予備校で
化学のカリスマ講師として活躍した後、
経営者やビジネスパーソン向けの教育事業に
携わられている著者による一冊です。


理系の人間というものは、
どうしても伝えることを軽視しがち
ではないかと思っています。

難しいほど価値がある、という文化が
根にあるような気がします。

しかし、それではこれからの時代、
人の支持(お金)を集めることはできません。
伝わることを価値にしなくてはいけません。

本書では、予備校講師という、
難しいことを伝えることのプロフェッショナルが
どのように教えてきたか、
そのフレームワークを語ってくれます。

IKPOLET法というテンプレートがあって、
特に筋道や論理を重視する理系の人間にとって
とてもわかりやすくできてます。

エンジニアの私としては、
例えば、フレミングの法則や電池の実験など、
事例に理系ネタが多いことも興味深かったです。

この手のビジネス書では、普通
理系ネタが使われることはほとんどありませんから。


個人的には、著者が受験生を教えていた時に、
科目で学習する内容を俯瞰させるために、
目次を読んでから勉強を始めるように教えていた、
ということが印象的でした。


伝え方を勉強したい理系の人にお勧めです。
理系の例が多いため、腑に落ちやすく、
すぐに応用することができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:58|PermalinkComments(0)

2018年03月22日

短くても伝わる文章のコツ

本日はひきた よしあき 氏の
短くても伝わる文章のコツ
です。
博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ

本書は博報堂で政治、行政、大企業などの
スピーチライターを務めており、
大学でコミュニケーションの講義も担当されている
クリエイティブプロデューサーによる一冊です。

タイトルが「短くても伝わる文章のコツ」と
言うとおりに、この本も一文が短く、
とても読みやすい本に仕上がっています。

文章のリズムもよく、本を読みなれていない人でも、
さっと、通読できるのではないでしょうか。

また、提案が抽象的なものにとどまらず、
具体的な手順にまで落とし込まれているので、
文章を書くときにすぐ使うことができるでしょう。


個人的には、
書き出しは『桃太郎』で、という部分が
特に印象的でした。
人は「いつ」を重要視するものなのですね。


文章がうまくなりたい人は一読をお勧めします。
中身はもちろんですが、この本の構成や文章自体から
学ぶことも多いでしょう。


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engineer_takafumi at 12:18|PermalinkComments(0)

2018年03月15日

小説作法

本日はスティーヴン・キング氏の
小説作法
です。
小説作法

本書はあのスティーブン・キングによる
小説の書き方の本です。

ジャンルとしては実用書になるのでしょうが、
自身の生い立ちなど、小説に近くできていて、
楽しみながら読むことができます。

もちろんそれ自体が良いお手本になっていて、
良い勉強になることでしょう。

副詞や受身を避ける、という話では、
例文が適切で効果を実感できました。


例文が英語なので、日本人にはニュアンスを
つかみにくいところも一部あるのが残念ですが、
短く、本質を突いた教訓は、
言語を超えて読者に染み込んできます。


個人的には、
作家の仕事は作品に成長の場を与え、
その過程を文字に写し取ることだ、
という部分が特に印象的でした。


文章を書くことを仕事にしていて、
上達したいと願う人にお勧めの一冊です。
ここに書いてあることのいくつかを守るだけで、
文章が大きく変わることでしょう。



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engineer_takafumi at 19:45|PermalinkComments(0)

2018年03月01日

欲望する「ことば」

本日は嶋浩一郎氏、松井剛氏の
欲望する「ことば」
です。
欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)

例えば「女子力」という言葉があります。

この女子力という言葉が生まれる前に、
女子力を気にする女性は存在したでしょうか?

女子力だけではありません。
加齢臭、イクメン、草食男子、おひとりさま、など
言葉が生まれて、人は始めてその存在に気づくのです。

このような言葉を著者らは「社会記号」と呼びます。

本書はこんな社会記号について述べたものです。

例えば、社会記号をコントロールできれば、
マーケティングに極めて有効でしょう。

しかし、社会記号は仕掛けられるものではありません。
もともと世の中に存在することを
表現するだけのものなのです。

そんな社会記号の本質を教えてくれる一冊です。


個人的には、
人の本音は「文句」に現れる、
という部分が特に印象に残りました。


コピーや宣伝文を書く人にお勧めの一冊です。
強力な社会記号をどのように使っていくか
そのヒントを得られるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:29|PermalinkComments(0)

2018年02月04日

声と言葉のプロが教える 伝わる話し方

本日はのざき きいこ氏の
声と言葉のプロが教える 伝わる話し方
です。
声と言葉のプロが教える 伝わる話し方

本書の著者は、全日空グランドホステスより、
声優、ナレーターへと転職。
現在はナレーションの録音制作会社として、
「おふろが沸きました」の音声ガイダンスなど
カーナビ他、300社以上の声の仕事をこなしてきた
声のスペシャリストです。

本書ではそんな著者が、
声のテクニックや「伝わる」ための
コミュニケーションの方法を説きます。

「伝える」ためには、テクニックと感情の
両方が必要ですが、そのバランスが良く、
企業で接客サービスを経験されたことが
活きていると感じました。

また、著者の豊富なエピソードが興味深く、
「場数は馬鹿'S」等の印象的なネーミングなど
読者に配慮した工夫が随所に見られ、
コミュニケーションのプロらしい本でした。


個人的には、
刑務所での講演のエピソードが印象的でした。
話し方のプロでも、異質の環境に入ると、
こんな風になってしまうのですね。


会話をしていて、聞き返されることが
多い人にお勧めの一冊です。
声を改善して、コミュニケーション力を
高めることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 21:46|PermalinkComments(0)

2018年01月14日

レトリック感覚

本日は佐藤 信夫 氏の
レトリック感覚
です。
レトリック感覚 (講談社学術文庫)

本書は比喩を勉強しようと思って読んでみました。

比喩というと、直喩と暗喩が頭に思い浮かぶでしょう。
「〜ようだ」をつける直喩と比喩だと明示しない暗喩です。

しかし、直喩と暗喩に表現として、どのような違いがあるか
知っている人はほとんどいないと思います。

また、比喩表現は直喩と暗喩だけではありません。
例えば、ヒゲの生えた人を「ヒゲ」と呼ぶような表現、換喩。
そして、「食料をくれ」という意味で「米をくれ」と表現する、提喩。
実は、世の中の表現は驚くほど比喩表現に溢れているのです。


本書は比喩表現の文法書、のようなものかもしれません。
定義にページを使ったり、論理的な説明が展開されています。

でも、文章を書くことは、もっと感覚的でないか、
と感じる人もいるかもしれません。

ただし、いい文章を書くのに、文法の知識は必須だと思います。
形容詞を省いて、固有名詞を増やしなさい、
と言われても文法を学んでいないと理解できません。

それと同様に、本書で比喩の表現を論理的に学ぶことにより、
世の中の様々なレトリック(修辞法)について理解が深まり、
自分が使うときに、大いに役立つものだと思っています。


個人的には、提喩の説明が心に残りました。
「雪」を「白いもの」と表現することに
これほどの効果があるのですね。


小説を書く人は必読の一冊だと思います。
理論を知ることにより、
表現のレベルを大きく向上させられるでしょう。


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engineer_takafumi at 15:19|PermalinkComments(0)

2017年12月17日

たった一言で人を動かす 最高の話し方

本日は矢野香 氏の
たった一言で人を動かす 最高の話し方
です。
たった一言で人を動かす 最高の話し方

本書は元NHKキャスターで、
今は政治家や経営者などエグゼクティブに
スピーチを教えるコンサルタントとして
活躍されている著者による一冊です。

本書のテーマは『間』です。
つまり沈黙ですね。

話をしていると沈黙が気まずくて、
間は埋めなければいけないもの、
と感じることもあります。

しかし、間は特に聞き手にとって大切で、
話し手の表現の1つと考える必要があるのです。

例えば3秒の間と言いますが、
話し手と聞き手の間に大きなギャップがあります。

つまり、話し手は間を長く感じますが、
聞き手は短く感じてしまいます。
話し手にとって3秒の間は恐ろしいです。

でも、それを乗り越えて、使いこなしてこそ、
最高の話し方に近づくことができるのです。


スピーチをすることが多い人にお勧めの一冊です。
『間』の効用を意識することで、
短期間でスピーチの質が高まることでしょう。


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engineer_takafumi at 10:45|PermalinkComments(0)

2017年10月31日

中学校3年間の英語がまんがでしっかりわかる本

本日は マルコ社の
中学校3年間の英語がまんがでしっかりわかる本
です。
中学校3年間の英語がまんがでしっかりわかる本

本書は出版社の方よりご献本いただきました。
マルコ社さま、ありがとうございました。

語学はイメージといいますが、
もともと日本語と骨格が全然違う英語を
日本語で理解することは困難です。

一説では、日本語で英語を理解しようとすることが、
日本人が英語を理解できない理由だ、
とも言われています。

そこで、本書はまんがをふんだんに取り入れ、
イメージしやすいように作られています。

また、簡単な練習問題などもついているので、
これ一冊で中学レベルの文法をおさらいできます。

A4版で字も大きく、読みやすいので、
普通の文法書よりは、はるかにとっつきやすいでしょう。

個人的には、
現在完了形の絵が分かりやすいと思いました。


例えば、英会話教室に通おうと思っている人で、
前提条件の「中学レベルの英文法」に
少し自信がない、という人にお勧めの一冊です。
まんがと大きな字でわかりやすいながらも、
中学レベルの文法をきっちり押さえられるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:32|PermalinkComments(0)

2017年10月09日

超スピード文章術

本日は上阪 徹 氏の
超スピード文章術
です。
超スピード文章術

本書は23年間1度も〆切に遅れることなく、
「1ヶ月15万字」「5日で1冊」書き上げる
超速筆ライターによる文章術です。

著者の上阪さんは何冊か文章の本を
書いていますが、
本書はスピードに集中しているのが特長です。

この本に書かれている速く文章を書く方法、
それは「素材をしっかり集めること」
この一言につきます。

そして、どのように素材を集めるか、
その素材をどのように組み立てるのか、
ページを割いて、説明してくれます。

スピード文章術といっても、
文章を書き始める前に、
9割勝負がついている、ということに
あらためて気づかされました。


個人的には、
文章のリズムの作り方の部分が
特に参考になりました。


プロのライターにもお勧めの一冊です。
ある程度のレベルの方でも、
ライティングを早めるコツを得られるでしょう。
プロなら、1つでも十分すぎるほど元が取れます。

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engineer_takafumi at 23:24|PermalinkComments(0)

2017年10月05日

スピーチの天才100人

本日はサイモン・マイヤー氏、ジェレミー・コウルディ氏の
スピーチの天才100人
です。
スピーチの天才100人 達人に学ぶ人を動かす話し方


本書は古今東西、老若男女を問わず、
優れたパブリックスピーカーを100人集めて、
その内容を紹介したものです。

古くはソクラテスから、古代ローマ帝国皇帝、
近代はムハマド・ユヌス氏やジャック・ウェルチ氏まで、
また、職業も政治家からコメディアンまで、
スピーチの天才が集められています。

紹介されているのは100人と多いため、
一人あたりの記述が少なくなってしまう部分はあります。

しかし、簡潔ではあっても、
短い時間に大量の質の高いスピーチにあたることは
感覚を磨く上で意味深いと思います。

やはり、天才のスピーチにはある種の共通点があり、
(筆頭は今更ながら、情熱、ということです)
頭の中に染み付けることができます。

特に気になった人物がいれば、そこからWebで調べたり
著作を読んだり、という使い方をすれば良いでしょう。

また、本書を読んでいると歴史的な出来事の中には
多くのスピーチがあることがわかります。
スピーチの力を改めて思い知らされました。
(必ずしも良い方向ではありません。ヒトラーの例もあります)

個人的には、
キング牧師が暗殺された時のケネディのスピーチ、
チャレンジャー事故の時のレーガンのスピーチが
大変印象に残りました。


パブリックスピーチがうまくなりたい、
という人に特にお勧めの一冊です。
多数の良質なスピーチに触れることにより、
スピーチの本質に迫れることでしょう。


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engineer_takafumi at 22:29|PermalinkComments(0)

2017年06月16日

さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方

本日は山拓巳 氏の
さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方
です。
さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方

本書はのべ200万人を超える人達に向けて話をした
という著者による、話し方の本です。

著者は「スゴイ話し方」は
実はさりげない技術だと言います。

ちょっとした語尾や単語の選び方など、
本当にささいなことなのですが、
話してみるとそれで大きく印象が変わるのです。

そんなささいな「差」を教えてくれる一冊です。


本書を読んでいて、
本当に効果的な言葉が多いな、と感じました。

例えば、
・あなたの日常を事件に変えてください
・意見が通らなかった人を「敗者」にしない
・これは仕事ではなく僕のワガママなんです
・そうなったとき、友だちだって言っていい?
など、まるでコピーライターのように
短くて、強い言葉に溢れています。

これらの言葉に触れて、
1個でも自分で使えるようになれば、
本書の元は簡単に取れてしまうでしょう。

全体が会話調でとても読みやすく、
普段本を読みなれていない人でも大丈夫です。


マネージャーになりたての人にお薦めの一冊です。
ほんの少し表現を見直すだけで、
みんながうまく動いてくれるようになるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:10|PermalinkComments(0)

2017年05月31日

その話し方では軽すぎです!

本日は矢野 香 氏の
その話し方では軽すぎです!
です。
その話し方では軽すぎです!: 大事な人に会う15分前の「話し方レッスン」 (知的生きかた文庫)

本書はNHKでのキャスターを17年勤めた、
「正統派スピーチ」を指導する著者の一冊です。


話し方の本はたくさんありますが、
この本の特徴は「正統派」という言葉にあります。
目的は「軽く」見られないということです。

例えば、「若い」と言われれば、
大人であれば、多くの人は喜ぶことでしょう。

しかし、ビジネスの場はそうではありません。
「若い」ということは「軽い」、
すなわちキャリアがあるように見えない
ということを意味することがあるのです。

口ぐせや落ち着かないしぐさ、間違えた敬語などは
人の信頼を落とし、「軽く」してしまうのです。


このような「軽く」見えない話し方は、
○○してはいけない、××してはいけない、と
徹底的な減点法です。

本書もそのような内容になっていますが、
ビジネスを成功に導くために、
ぜひ、身につけたい事柄です。


個人的には、
自分が話している時にだと感じたら、
それは軽く見られている証拠だ
という箇所が印象に残りました。


客先でプレゼンをすることが
多い人にお薦めの一冊です。
ビジネスマンとしての信頼感があがり
成績の向上が見込まれるでしょう。

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engineer_takafumi at 20:58|PermalinkComments(0)

2017年03月11日

書いて生きていく プロ文章論

本日は上阪徹 氏の
書いて生きていく プロ文章論
です。
書いて生きていく プロ文章論

本書は著者のセミナーに参加することになり、
勉強のために購入しました。


本書はブックライターとして活躍する著者による、
書き方の本です。

「文章術の本はたくさんありますが、ビジネス分野で、
たくさんのベストセラーに関わられた文章の本は
読んだことがありません。」
という一言で生まれた一冊です。

実際、著者の上阪さんは、累計40万部を突破した
『プロ論。』をはじめとして、
10万部を超えた本も手がけられています。

そんな著者による一冊なので、
順接の「が」は使ってはいけないとか、
比喩や対句などの技法などではなく、
むしろ、取材による素材の集め方や
読者の興味をつかむことなどに、
多くのページが割かれています。

また、心構えだけではなく、
構成の作り方などは、実践的な方法が紹介されており、
すぐ役に立ちそうな内容になっています。

300ページ強と結構厚い本ですが、
字が大きめで読みやすいように工夫されているので、
一気に読み進めることができました。

読むストレスを感じさせないところが、
プロのブックライターの凄さなのだろう
と思いました。


インタビューをして、文章を書く人には
おすすめの一冊です。
取材と執筆をどのように進めればよいか
その型を学ぶことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年02月24日

会話は「聞く」からはじめなさい

本日は上阪徹 氏の
会話は「聞く」からはじめなさい
です。
会話は「聞く」からはじめなさい

本書は著者のセミナーに参加することになり、
勉強のために購入しました。


本書はブックライターの著者が、
「聞き方」を説いた一冊です。

ブックライターは文章力だけが大事と思われがちですが、
それ以上に、著者からどのような素材を引き出すか、
つまり、「聞く力」がとても求められる職業なのです。

「聞くことは簡単ではない」
「聞いてくれる人は、評価されている」
といった、聞くための意識や効用の話から、
どの位置に座るべきか、目線をどうするべきか、
また、悪口などネガティブな方向に話が向かったときに
どうするかなど、実践的なテクニックも満載です。

著者はブックライターとしてのインタビューと
極端な状況での経験となりますが、
「聞く力」は波及効果の大きい能力です。
どんな人にとっても、生活や仕事の質を変えてくれる、
ポテンシャルのある一冊でしょう。

個人的には、
愚痴や悪口への対処方法の部分が印象的でした。


どんな形であれ、人と面談することが多い人、
(例えば教師)などにはおすすめの一冊です。
相手と信頼関係を築きながら、
欲しい情報を引き出すことができるようになるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)