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2011年02月15日

世界に勝てる!日本発の科学技術

本日は志村 幸雄氏の
世界に勝てる!日本発の科学技術
です。


当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。


科学技術とひと言で呼ばれますが、
科学と技術の関係や境界はひと言では言い表せないものです。

一般的には、基礎的な科学研究が先行し、
その成果を技術として利用する、
というイメージがあるかもしれません。

しかし、今の科学技術の最先端では、
技術(モノ)が先行して、基礎科学が後からついていく
ということさえ起こっているのです。

この本では、そのような科学に密接に結びついた技術開発を
サイエンス型イノベーションと呼び、
その実例をいくつか紹介しています。


技術開発をマネジメントしている、
またはする可能性のある人は必読の一冊です。

文系の方でも、最先端の技術開発の現場が実際のところ
どうなっているのか知りたいという人にはお勧めです。

技術的には理解できなくとも、雰囲気はつかめることでしょう。



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engineer_takafumi at 01:20|PermalinkComments(0)

2010年06月29日

みんなが知りたい旅客機の疑問50

本日は秋本 俊二氏の
みんなが知りたい旅客機の疑問50
です。


本書は続編を読んで面白かったので、
前編も読んでみたいと思い購入しました。

ということで後編を先に読んでしまったのですが、
前編は飛行機のメカニズムに関してのテーマが多く
乗り物好きの私にとっては、とても楽しめる一冊でした。

特に夜の離着陸時に照明を落とす理由や
離着陸時の速度についての記述に興味を持ちました。


飛行機が好きな人や航空業界に入りたい思っている人には
特におすすめです。

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engineer_takafumi at 23:44|PermalinkComments(0)

2010年06月07日

もっと知りたい旅客機の疑問50

本日は秋本 俊二氏の
もっと知りたい旅客機の疑問50
です。


本書は編集者の方から頂きました。
ソフトバンククリエイティブ様ありがとうございます。


飛行機は我々にとって身近な乗り物ですが、
地上や水上の乗り物と違って、
動作のイメージが沸きにくい上に、
裏舞台が語られることはほとんどありません。

そんな疑問を解決しようとするのがこの本です。


サイエンスアイシリーズなのですが、
内容は技術的な話題だけでなく
キャビンアテンダントや航空会社の話題にも触れられ、
機械が苦手な人でも十分楽しめる内容です。

私は、フライトレコーダーについて書かれた部分に
とくに興味を持ちました。


飛行機が好きな人、航空業界に興味がある人などは
楽しんで読むことができるでしょう。

なお、私はこの本続編から読むことになりましたが、
面白かったので、早速前編も注文しました。


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engineer_takafumi at 01:12|PermalinkComments(0)

2010年03月23日

ロボットは涙を流すか

本日は石黒浩氏の
ロボットは涙を流すか
です。


当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。

最初手に取ったとき、ロボットは感情を持ちえるか
という話題に科学的にアプローチする本かと思ったのですが、
実際は、映画や哲学、つまり人間の観点から、
どこがロボットと人間の境界になり得るか
ということを議論する本でした。

よって、科学的な知識はほとんど必要とせず、
むしろ哲学に近い分類になるのではないでしょうか?
文系の人でも、気軽に手をとれる本です。


ロボットがどんどん高度化して、人間に近づくと、
人間の本質がより浮き彫りになっていく、
この考え方は非常に共感することができました。

厳しい話ですが、現代の社会では、
ロボットにでもできることをしている人は
どんどん価値が低下していくのです。


マトリックスなど、架空現実を扱った映画が好きな人は
特に楽しめる一冊だと思います。


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engineer_takafumi at 23:56|PermalinkComments(0)