⇒ 仕事術、思考法・ツール

2023年04月30日

おいしい仕事術

本日はSHIORI さんの
おいしい仕事術
です。


本書の著者は
22歳でレシピ本『作ってあげたい彼ごはん』を出版。
同シリーズがベストセラーとなり、
著書の累計は417万部をこえます。

結婚・出産を経て、現在は約1万人の生徒数を誇る
オンライン料理教室『L'atelier de SHIORI Online』を
主宰しています。

また、YouTubeのレシピ発信、
Instagramやnoteでの料理だけではない
ライフスタイルの発信を積極的に行い、
同世代の女性を中心に高い支持を得ています。


そんな著者が本書で語るのは、
レシピではなく、「ビジネス」です。

大学で青春を満喫する同世代を横目に
必死に努力して出版を実現した時。

世界中を巡って料理修行した時。

結婚や出産と仕事の両立に苦しむ時。

世間がコロナで苦しむ中で
料理レシピ動画の配信を始めた時。

その動画配信を有料のオンラインにした時。

と、著者のビジネスの様々な判断や
考え方を詳しく説明してくれます。

SNSが広がっていく中でビジネスを広げた
第一世代ともいえる年代にいる中で、
ビジネスを成功させた思想には
関心させられます。

現代で王道になっているビジネスが
ここにあると感じました。


個人的には、
オンラインでは試食で味の共有ができず、
弱みとしか思えなかったけれど、
多角的にシミュレーションを重ね、
レシピに添える情報量を増やすことで、
「再現性の高いおいしいレシピ」を強みにした、
という部分が特に印象的でした。

弱みは強みなどと言いますが、
まさにその実例を聞くことができました。


SNS時代の新しいビジネスを学びたい
ある程度年配の方にお勧めの一冊です。
今の時代のビジネスが
向かう方向を感じることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 22:47|PermalinkComments(0)

2023年04月27日

Deep Skill ディープ・スキル

本日は石川 明 氏の
Deep Skill ディープ・スキル 
組織と人を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」
です。


本書の著者は大学卒業後に、リクルートに入社します。
そこで営業職や企画職を経て、
リクルート社の企業風土の象徴である、
新規事業提案制度「New RING」の事務局長を務めます。

そして2000年にリクルート社の社員として、
創業情報サイト「オールアバウト」社の創業に携わり、
事業部長、編集長などを務めます。

その後、企業における社内起業を
サポートすることに特化したコンサルタントとして
独立して、活動されています。


そんな著者が本書で語るのは、
人と組織を巧みに動かす方法です。

こういうと社内政治のような
ネガティブなものを想像するかもしれません。

確かにそんな一面もありますが、
このスキルは組織の中で成果を上げるためには
必要不可欠です。

著者が専門としている、大企業内の新規事業は
人に動いてもらうのは難しい立場にあります。

目前の利益には関係しないので、
組織の力学や交渉を駆使して、
協力を得る必要があるのです。

「なんで動いてくれないのだ」
とイライラすることもあるでしょう。

しかし、組織には力があります。
その力を借りることで、一人では成し得ない、
成果を実現できるのです。


個人的には、
正論の扱い方の部分が印象的でした。

正論は危険とは感じてはいましたが、
それがうまく言語化されていて、
ハッとさせられました。

正論を訴えることは、
相手の反発を招くことが多いです。

だから、正論を訴えることより、
現実を直視することが大事なのですね。


企業で管理職の立場にある人には
お勧めの一冊です。
組織を動かすために必要な技術を
学ぶことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 12:43|PermalinkComments(0)

2023年03月12日

付加価値のつくりかた

本日は田尻 望 氏の
付加価値のつくりかた
です。


本書の著者は平均年収2000万円ともいわれる
高収益企業キーエンスにて
コンサルティングエンジニアとして
重要顧客を担当されます。

その後、コンサルティング会社を立ち上げ
年商10〜2000億円規模の会社の
経営コンサルティングを主に行い
月1億円、年10億円超の利益改善を
達成されています。

本書ではそんな著者が
付加価値について徹底的に語ります。

付加価値はどういうものか?
付加価値を高めるには何をするのか?
キーエンスで学んだこと?
法人にとっての価値とは何か?
などです。

この本を読んでいると、
なぜキーエンスが高給なのかが
良くわかる気がしました。

ビジネスの本質を教えてくれる
本だと感じました。


個人的には、
お客様に絶対に言ってはいけない一言
売り手が「値段が高い」と言ってしまうこと
という箇所が特に印象的でした。

価値はお客様が決めるもので、
そこに売り手が口をはさむのは
してはならないことなのですね。

口に出さないとしても、
そんなふるまいをしないように
気をつけたいと思いました。


仕事をして10年くらいたった
中堅ビジネスマンにお勧めの一冊です。
さらに自分のビジネス力を磨く
きっかけとなるでしょう。

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engineer_takafumi at 18:56|PermalinkComments(0)

2023年02月26日

YOUR TIME ユア・タイム

本日は鈴木祐 氏の
YOUR TIME ユア・タイム
です。


本書の著者は10万本の科学論文を読破し、
600人を超える海外の学者や専門医への
インタビューを重ねたという
サイエンスライターです。

そんな著者が本書で語るのは
「時間」不足の解決です。

ツールを使ったスケジューリングなど、
現代には時間を管理する方法が無数にあります。

それだけ、人々が関心を持っているわけですが、
本書では「時間不足」の問題は
そもそも人の時間の認知だと説きます。

この問題を解決しないかぎり、
どれだけ作業効率を上げても、
あらたなタスクがどんどん舞い込み、
時間に追われ続けることになるのです。

本書ではそんな状況から抜け出るための
テクニックが多数紹介されています。

それらの全てが研究実績のある方法で
多くの人に効果があることが保証されています。

この本には、
「あなたの人生を変える最後の時間術」
とのコピーがありますが、
本書に書かれている境地にたどり着ければ、
それ以降、時間術は必要なくなるでしょう。


個人的には、
「時間をうまく使いたい」といった欲望そのものが、
最後には幸福と生産性を下がる方法に働く、
という部分が特に印象的でした。

スローライフなどという言葉もありますが、
今の効率重視の社会からは少し距離を取ることが
幸せに生きるためには大事なようです。


「時間が足りない」と効率化をどんどん
進めている人にお勧めです。
より良く生きるためには何が必要か
その方向性が理解できるでしょう。


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engineer_takafumi at 18:35|PermalinkComments(0)

2021年02月17日

不登校中学生だった僕の月収8桁の稼ぎ方

本日は キメラゴン氏の
不登校中学生だった僕の月収8桁の稼ぎ方
です。



本書は中学3年にて、
ビジネスに集中するために不登校になり、
最高月収1000万円を実現したという
著者による一冊です。

私も同年代の子を持つので、
彼の発信や活動には注目していました。

最初に見かけた時には、
Twitterのフォロワーが200人とかだったのに、
あれよあれよと大きくなっていくことに
とても驚いた記憶があります。


本を読んでみると、深い考えの元に
戦略的に行動しており、
とても力強く感じました。

このスピード感が素晴らしいですね。


また、最後に母親の言葉があって、
親として子育てを考え直す
機会にもなりました。

こんな子どもに育つ教育って
何だろう、と気づきも得られました。


個人的には、
「友達」と「仲間」を区別するために、
過去の話で盛り上がるか、未来の話で盛り上がるか、
を考えてみる
という部分が特に印象的でした。


中高生はもちろん、その親の世代にも
お勧めできる一冊です。
子育てにまつわる常識に疑問を持つ
きっかけになってくれるでしょう。

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engineer_takafumi at 10:16|PermalinkComments(1)

2021年02月07日

1日5時間で仕事を片づける人の習慣術

本日は知的生産研究会 の
1日5時間で仕事を片づける人の習慣術
です。


本書は時間管理、情報収集、整理
コミュニケーション、勉強をキーワードとして、
8時間かかる仕事を5時間で終えられる
ようにするテクニックをまとめたものです。


社会に出て仕事をしていると、
残酷なほどに仕事の速さの差が出ます。

一方はいくら残業しても仕事が終わらないのに、
もう一方は半日で終えて、あとは学び、
のような人もいたりします。

この結果の差は大きいのですが、
実はやっていることにはそれほど差はありません。

ちょっとした行動の原則を
しっかり実践しているかどうかです。

例えば、「書類を捨てる基準を作っておく」
「退社前の5分で翌日の仕事の段取りを考える」
こんな積み重ねが大きな効率の差に
繋がっているのです。

多くの人は「こんなの当たり前」と
思うかもしれません。
しかし、「これはできてないな」と
感じるところがお宝です。

それを実践することにより、
確実に仕事のスピードを
速めることができるでしょう。


個人的には、
「二兎を追う」ことにより、
飽きないし、アイデアも出やすくなる
という部分が印象的でした。

人によるのかもしれませんが、
ある程度仕事を並行で進める方が
良いようですね。


「仕事が全然おわらない……」
と感じている人にお勧めの一冊です。
現状を打破するヒントが
得られることでしょう。

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engineer_takafumi at 14:26|PermalinkComments(0)

2021年01月24日

80対20の法則

本日はポール マクナーニ 氏の
80対20の法則
です。


本書はマッキンゼーのトップのコンサルタントが、
仕事法について説いた一冊です。

仕事には重要なことと
そうでないことがあります。

重要なことは仕事の20%で、
それで80%の成果が出せるのです。

その20%に集中するために、
書かれたのが本書です。

時間やお金などの資源は限られているので
それをどこに投下するかが大事です。

そのために押さえるべき
ポイントを教えてくれます。

これを実践すると、少ない資源で、
今より大きな成果が出せると感じました。


個人的には、
自分のありたい姿やキャリアプランを語れる人は、
信頼感や周囲の関心を得られる
という部分が印象的でした。

もっと、自分のありたい姿について、
人に話していこうと思います。


忙しくて目の前の仕事に
終われている人にお勧めの一冊です。
生活にゆとりをつくるヒントが
得られることでしょう。


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engineer_takafumi at 20:27|PermalinkComments(0)

2020年11月10日

メモ活

本日は上阪 徹 氏の
メモ活
です。


本書の著者の上阪氏は
他の著書の本を取材して書き上げる
ブックライターという仕事をされており、
手掛けた本は80冊以上にもなります。

さらに、自著やインタビュー記事も
たくさん書かれているという
まさに「書く」プロです。


そんな著者が本書で語るテーマが、
「メモ」になります。

著者のメモ術はA4の大きめのノートに
とにかく何でもメモする、
というシンプルなものです。

しかしながら、メモには
それ自体が大きな力を秘めています。

書いたことを忘れない、だけなく、
時間を効率的に使ったり、
自分の構成力や編集力を伸ばしたり、
人との関係性を良くしたり、
アイデアを創り出したり、
企画を練り上げたり、
不安を和らげたり、と
実に大きな可能性があるわけです。

そんなメモの効果を最大限引き出す方法が、
この本で語られています。

著者は「書く」という仕事のプロなので、
メモをもとにどうやって文章を書くか、
企画を出すか、という部分が
特に読み応えがありました。


個人的には
To do リストを洗い出すのは
簡単なことではない、
だから時間をかけて行う必要がある
という部分が特に印象的でした。

あることを考えたり、構成したりすることは
じつはデスクにかじりついて
やるべきことではない、ということが
ここからもよく分かりました。


日記やメモを習慣化している人、
始めようと考えている人にお勧めの一冊です。
本書の思想とテクニックを知ることにより、
メモの効果を何倍にも増やせるでしょう。





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engineer_takafumi at 16:16|PermalinkComments(0)

2020年04月08日

アルゴリズム思考術

本日はブライアン クリスチャン 氏、トム グリフィス 氏の
アルゴリズム思考術
です。


仕事のメールの処理、
引っ越しの部屋探し、
採用する社員をどのように選ぶか、
人は生きていると無数の判断をしています。

それらは感覚的に行われていて、
普段は特に根拠を意識しなくても、
ほぼ正しい判断をしていることでしょう。

しかし、その判断をコンピュータで
行おうとすると「アルゴリズム」という
論理的な体系に落とし込む必要があります。

この過程がとても面白く、つきつめてみると、
人間は実は最も良い判断ができていなかったとか、
より明快な判断基準が存在していた、
ということがわかったりするのです。

そんなことを考察したのが本書です。
アルゴリズムを考察することで、
我々人間の判断の根拠を検証します。


逆に、少し難しいアルゴリズムの問題が
実際の現象にうまく例えられており、
理解が進む面もあります。

特にベイズの法則の事前確率は
本書で理解が深まりました。


個人的には、
コペルニクスの原理というのが
ベイズの法則に無情報事前確率を
用いたものにすぎない
という部分が特に印象的でした。


プログラミングをする人にお勧めの一冊です。
アルゴリズムの可能性の広がりを
感じることができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:52|PermalinkComments(0)

2020年03月21日

問題解決力を高める「推論」の技術

本日は羽田康祐 氏の
問題解決力を高める「推論」の技術
です。


本書は外資系のコンサルティングファームを経て、
現在は広告代理店で活躍している
著者による一冊です。

この本は「推論の技術」ということで、
帰納法、演繹法、アブダクションという
基本的なテクニックについて解説しています。

実際の仕事に直結するというよりは、
本当の考え方の基礎となる部分について
多くページが割かれています。

よく「仮説思考」だから仮説が大事だ
というようなことが言われています。

しかし、その仮説の作り方について
本当に詳しく書かれた本はあまりありません。

この本は帰納法や演繹法といった
基礎的な思考法から、
どうやって成果に結びつく仮説を生み出すか
ということが丁寧に書かれています。

じっくり読んでいけば、
論理的な思考力を身につけることができるでしょう。


個人的には、
詐欺師にとって最も騙しやすい人は、
実は「論理的思考力が高い人」だ
という話が特に印象に残りました。

この本の中でも、「前提が大事だ」
ということが繰り返し書かれています。
論理において「前提」の大切さを
あらためて認識しました。


ある程度、論理的思考には自身があるけれど、
さらに伸ばして仕事に使えるようにしたい、
という人にお勧めの一冊です。
論理的思考の技術をブラッシュアップし、
さらに推論力を高めることができるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:05|PermalinkComments(0)

2019年12月14日

人生を変える 記録の力

本日はメンタリストDaiGo 氏の
人生を変える 記録の力
です。


本書はメンタリストDaiGoが
「記録」の力について書いたものです。

メモや日記を書けば人生がうまくいく、
という話はよく言われています。

確かに、「書く」ことには、
人生を変える力があると思います。

それをテーマにした書籍もたくさんありますが、
あくまで個人の体験談でしかない、
ものがほとんどでした。


本書ではメンタリストDaiGo氏が
科学的に「記録」の力について説明します。

実験で、良い影響が確認された
記録方法を紹介して、
その理由について説明してくれます。


私もメモや日記を書いていて、
その効果は強く感じていました。

そのメカニズムが説明されていて、
より「記録」に対するモチベーションが
高まった一冊でした。


個人的には、
「非機能性思考」の部分が
特に印象に残りました。

悩んでも仕方がないこと、
というものは意識していましたが、
それに「非機能性思考」という名づけを
したとたん、考察がはるかに深化します。

やはり、名づけをして、論理的に考察する、
ということには力があるのですね。

それを導いてくれる「記録」には
人生を変える力があるのです。


悩みを解決したい、ストレスを減らしたいと、
強く願う人にはお勧めの一冊です。
本書の方法を実践すれば、
人生を確実に良い方向に進められるでしょう。

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engineer_takafumi at 21:08|PermalinkComments(0)

2019年08月03日

使える脳の鍛え方

本日はピーター・ブラウン氏らによる
使える脳の鍛え方
です。


例えば、資格試験を受けようと思ったとき、
どのように勉強するでしょうか?

テキストを買って、
マーカーを引きながら、何回も読み込む。
用語をカードなどに書いて、くり返して覚える。
そして、ある程度頭にはいったと思ったら、
分野ごとに問題を解いていく。

おそらく、高校生の頃とそんなに変わらない
方法で勉強を進めるでしょうね。

しかし、この方法は効果的ではないのです。
本書では科学的に検証された勉強方法を説きます。

「東大に入った勉強法」という本は
世の中にたくさんあります。

しかし、これはたまたま成功した人の
方法を集めたものにすぎません。

一方、本書では多数の人に対して実験を行って、
検証された方法が紹介されています。

そして、その中には今までの常識を
覆すものも含んでいます。

学習とは後天的な技術であり、
もっとも効率のよい学習法は
だいたい直感に反しているのです。


個人的には、
「人の神経回路は身体的な発達ほど早く進まない代わりに、
40代、50代、60代になっても変化と成長を続ける」
という部分が特に印象的でした。

これを信じて、いつまでも学び続ける
自分でありたいものだと思います。


大学生や資格試験の勉強を始める人など、
これから試験を受ける人にお勧めの一冊です。
同じ時間で、学習成果を飛躍的に増やすことができるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:09|PermalinkComments(0)

2019年07月14日

プロの時間術

本日は上阪 徹 氏の
プロの時間術
です。


本書は執筆やインタビューなど、超多忙の中、
毎月1冊の書籍を書き上げ、
締切に遅れたことはない、という著者が、
その時間術について書いた一冊です。


著者の上阪さんは、10万字の本を月に一冊書きます。
また、それだけではなく月刊誌の連載や
インタビューなど他の仕事もしているわけです。
それでも、基本的に土日は仕事はせず、
年に数回は休みをとって海外を旅行されたり、
帰省されたりしています。

どうすれば、こんな生活を実現できるのか?
私は著者の講座に通ったこともあるので、
とても不思議に思っていました。

その秘密が書かれたのがこの一冊です。
時間の哲学から、具体的なテクニックまで、
色々な視点から著者の時間術が書かれており、
時間の認識を変えてくれます。

また、「書く」スピードは人によって違うので、
速く書くことが重要になってきます。
著者は一日に2万字以上の文章を書いており、
その秘訣にも触れられています。


個人的には、
やることが「ぼんやり」していることが
一番のストレスである、という部分が印象的でした。

To doを紙に書く習慣が有効な理由は、
やることを明確にできることなのですね。


特に書く仕事をされていて、
時間が足りないと感じている人にお勧めです。
仕事をスピードアップして、
心にゆとりを持てるヒントが見つかるでしょう。

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engineer_takafumi at 02:51|PermalinkComments(1)

2019年05月30日

伝わる イラスト思考

本日は松田 純 氏の
伝わる イラスト思考
です。


本書の著者は大学在学中にまんが家としてデビュー。
トヨタ自動車や三菱商事などの
大手企業や教育機関との連携で、
まんが教育コンテンツの制作に従事。
『7つの習慣』のまんが講座も担当されたという
実績をもっています。
現在は「イラスト思考」をはじめとした
組織開発プログラムを提供したり、
教育活動をメインに活動されています。


人を動かすために「言葉」だけでなく、
「イメージ」を伝えられれば効果的でしょう。
しかし、イメージが湧くほど、
言葉で語ることは簡単ではありません。

一方、「イラスト」を使うことで
直接イメージを伝えることができますが、
特に絵心のない人にとっては
ハードルが高いでしょう。

本書はイラストを使って、
ビジネスのアイデアをどのように伝えるか、
ということを語った一冊です。

本文の20%ほどはマンガで構成されており、
いかにイラストで伝えることが有効か、
身をもって実感することができました。


個人的には、
「○・△・□」ですべての絵は描ける
という部分が特に印象的でした。

絵は得意ではないのですが、
チャレンジしてみたいと感じました。


絵を描くことが好きなビジネスパーソンにお勧めです。
自分の特技を仕事に活かすヒントが得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:24|PermalinkComments(0)

2019年05月06日

最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法

本日はメンタリストDaiGo 氏の
最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
です。


本書はメンタリストDaiGo氏が心理学に基づいた
勉強法を教えてくれる一冊です。

勉強法の本というものは、世の中にたくさんありますが、
ほとんどが、自分や自分の教え子がこれで成功した、
というだけで、普遍性が怪しいものが多いです。

しかし、本書の方法は科学的な実験で検証されており、
ある程度の普遍性は担保されています。

内容はなんとなく感じていることではありますが、
はっきり言語化してまとめられると力があります。
真理ですので、結果としてオーソドックスに
なってしまうのですね。

勉強中に音楽を聴くのはどうなのか?
睡眠学習は本当に効くのか?
といった、賛否両論ある疑問について、
明確な、納得感高い答えが示されているのも良かったです。


個人的には、
勉強に音楽(BGM)を活かす方法
の部分が特に印象的でした。

なぜ音楽を聴くと集中できるように感じるのか、
その理由を知ることができました。


学生、社会人、どちらにもお勧めできる一冊です。
一つ二つでも実践すれば、
勉強の効率を確実に高めてくれるでしょう。



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engineer_takafumi at 13:46|PermalinkComments(0)